【佐藤佐吉演劇祭2024参加作品】
「精神明晰サバナに没す」「さんぽハイ」「日めくりカレンダーAタイプ読み聞かせ」「日めくりカレンダーBタイプ読み聞かせ」
2024/3/11(月)
@東京都北区 王子小劇場
作・演出・出演:B子
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B子の公演に向け、公社流体力学さん(https://twitter.com/Kryuutai)との対談をおこないました。ありがとうございます(*^^*)
※記事は3時間以上にわたる雑談から抜粋した"B子の見解"であり、現場でおこなわれた内容についても悪意のある文脈などではありません。
下記より、どうぞ~
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〈公社さんは地獄に堕ちる〉
平井「本当に、汚い坊主みたいな事を言いますが、一人芝居だと集客が大変なのでは?お知り合いを呼んだりといった感じでしょうか」
公社「知り合いは呼びたくねえ。知り合い呼んで芝居やったらそれ、ただの学芸会じゃん。集客ゼロでもいいから知り合いは呼びたくねえ。公社の活動は学生時代の友達も知らないし、親も知らない。これは劇団だったら許されない。劇団だったら絶対知り合い呼ぶでしょ?そんな事してるから、実体のない劇団がたくさんいるんだと思う」
平井「B子さんはどうですか」
B子「こんな過激な対談になるとは思っていなかった。良い子ぶって申し訳ないが、私は誰でも来て欲しい」
平井「ご家族や友人に個別連絡するのか」
B子「…してます」
→私も普段の1人体制の公演だと公社さんの考えと全く同じですが、やはり今回の佐吉祭にはたくさんの人が関わっている手前、公社さんのような攻めた発言は出来ませんでした。一緒に悪者になれず、申し訳ないと思いました。私も芸名なのもあって、家族にも友人にも知られてないですし、そもそも集団創作を諦めて1人になった時点で一回土に埋まるのは覚悟の上なのではないでしょうか。土に埋まるのが分かっているのに1人になるのだから、1人体制というのはやはり基本的に相当な怨念を抱いていると思います。公社さんは一人芝居を長年続けられている大先輩だけあって、その怨念を熟成させて笑いに変えていて素晴らしいと思いました。もう吹っ切れていて、気持ちいい程に正直に話してくださるのでとても元気をもらいました。公社さんはとても面白い方ですが、地獄に堕ちるのではないかと心配です。
〈土から出る事について〉
公社「公社を作ってから5年ほど土に埋まっていた(=無名のまま孤立していた)」
B子「せんがわの時はどういったお気持ちでしたか(公社さんは第 10 回せんがわ劇場演劇コンクールでなんとグランプリを取っているのです、、!)」
公社「突然せんがわが、土に埋まっている僕を、何かここ埋まってるぞ!と掘り起こしてくれた。好きなことをやって講評でボロクソに怒られようと思って吹っ切れていたので、グランプリに驚いた」
平井「面白さはダントツだったが、全然怒られる未来性もあると思って見ていた(平井さんは当時このコンクールでの公社さんを見ていたそうです)」
公社「グランプリが決まったとき、驚いて周りのスタッフに助けを求めたが、みんな笑っていて誰も助けてくれなかった」
平井「B子さんは賞レースはどうですか」
B子「公社さんのエピソードは素敵だと思うが、自分はまだ何も考えていなかった」
公社「良いと思う。僕なんか欲だらけ。僕はMITAKA "Next" Selectionに選ばれたいですよ」
→三鷹の方ぜひ公社さんを選んであげて下さい。まあ、先に私かな…公社さんお先に失礼します。(三鷹といえば、今回ご一緒する排気口さん、この前の三鷹での作品すごく笑いました。憧れです。木苺のジャムのところが私は1番お気に入りです♩)
公社さんのコンクールのエピソードが全部面白くて、お話が上手なのでこの方は別に1人じゃなくてもやっていけるのでは、と私は思いました。学生時代に劇団を追放されているそうで、かわいそうで仕方ないです。今度その追放の原因となった作品をやるらしいので私はすごく楽しみにしています。それを見たら、彼が土に埋まった原因が分かるのかもしれません。
〈趣味について〉
B子「お笑いやアニメ、漫画、音楽など様々なご趣味がある印象ですが、1番好きなのはなんですか」
平井「もともとは現代アートですよね」
公社「現代アートも好きだし、ドキュメンタリー映画も好き。趣味がたくさんある」
B子「ドキュメンタリー映画も、バンクシーの映画など、入り口はやはり現代アートなのですか?」
公社「バンクシーの映画(=イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ)好き。イカロス(=ドーピングについての映画)も好き。(以下、永遠と公社さんが映画の話を始める。B子若干飽きる。平井さんはちゃんと相槌をうっていた)」
公社「現代アートとか見ますか?何のカルチャーが好きなのか」
B子「…」
→あまり答えられませんでした。現代アートはもちろん好きだし、そもそも美術は全体的に好きだし、読書も音楽も大好きですが、趣味というより教養にしようと必死なので、本当に好きなものと考えると難しいです。あと、自分に何の教養があるか等があまりバレると、誰でも私と似た作風のものが書けそうで怖いのです。公社さんは最近は実話会談に夢中だと堂々と言い放ち、実際に実話怪談を元にして公演をなさっているので、オープンでとても好感が持てます。愛されるキャラクターでとても良いなと思います。地獄に堕ちるのは公社さんではなく私のような気がして恐怖を覚えました。
〈土に埋まっている人を選出する事ついて〉
公社「言っちゃ悪いけどいいへんじ、排気口などは佐吉祭に選出しなくても勝手に売れるから。B子が佐吉祭に出るというのは演劇界で数少ない良いニュース。ただ一つ言うなら、俺を選出してないのが納得いかない」
平井「色々あるんですよ事情が」
公社「佐吉祭に選ばれたときどう思ったか。嬉しい、とかびっくりとか」
B子「普段1人だからやれてるけど、劇場でやるとなると色々迷惑をかけると思ってお断りしようとしていた。でも戯曲の合宿などで王子に育ててもらったから、これからもっとちゃんと活躍していって、いつか恩返ししたいと思って出る事にした」
公社「なぜ12ステ連続でやるのか」
B子「自分だけ無名で悔しいのでいっぱいやってやろうと思ったのと、得体が知れない存在なのでとりあえず体を張って、お客さんに愛されたいと思った」
→いいへんじさんは、早稲田の先輩でもあるのでやはりご活躍がまぶしく、自分も長年直視できなかったです。排気口さんも、ロゴが流石に読めないだろと突っ込みたくなるし、面白すぎて怖いです。
公社さんは佐吉祭にこんなにも出たがっているのに、こうやって私のために生贄になって対談で悪口をバンバン言ってくれるのがとてもかっこいいです。追いかけるべき先輩です。(この前後で新劇の悪口や、鶴屋南北戯曲賞の悪口も言っていました)失うものが何もなくて、無敵な方だと思いました。かっこいいです。公社さんが佐吉祭に出て三鷹にも出て、鶴屋南北戯曲賞とかも取れますように。まあ、その前に私かな。公社さんお先に失礼します。
〈まとめ〉
対談の日、待ち合わせ場所で私と公社さんの2人が先に合流したのですが彼はなんと携帯電話を持っておらず、iPadで平井さんに連絡を取っていました。私が、「喘息の薬を飲むためにみかんゼリーを食べたい」と言ったら(それもまずちょっとおかしいのですが)、「そこの階段の踊り場のところで食え」という意味合いの事を言われ、酷いなと思いました(公社さんより注釈:公社流体力学による言い訳、その空間において安心してゼリー飲める場所が踊り場しかなかった)。喫茶店を探して道に迷ったので2人で喫茶店の場所を調べたのですが、私はiPhoneの調子が極めて悪いのでフリーズしてしまい、公社さんもiPadしかないので歩きながら調べるのに手間取り、結局2人して赤羽の町をいつまでもウロウロしました。「もうこんなの嫌だ。この令和の時代に、デジタルが使えない人がよりによって2人も揃うなんて、一体どういう事なんだろう。1人芝居ってこんな人間ばかりなのかな?やばいな」と思いました。やっとiPhoneが繋がった私が「お店、マツキヨの向かいらしいですよ」と言ったら、公社さんは「マツキヨは現代にもうない」と言い出し、そんなわけ無いだろと思いました。このような、1人芝居の我々を、土から掘り起こしてくれる皆さん、ありがとうございます。

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